勃起不全症の治療薬の持続力の比較と薄毛への応用

勃起不全症(ED)は文字通り男性においてペニスが勃起しなくなってしまう状態をいいます。これは生活習慣病などによる動脈硬化の進行、下腹部の手術による影響、心理的な要因などによって発症します。勃起不全症に対しては主に薬物療法が行われます。日本ではバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類の勃起不全症治療薬があります。3種類とも作用メカニズムは同じで、血管平滑筋でホスホジエステラーゼⅤという酵素の働きを阻害することによって、血管平滑筋のサイクリックGMP濃度を上昇させ、血管平滑筋を弛緩させます。これによって血管は拡張し、陰茎部への血液流入量が増加することで勃起が起こりやすくなります。
勃起不全症治療薬の効果の持続性の比較に関してですが、バイアグラとレビトラの作用持続時間は10時間程度までです。一方、シアリスは35時間程度薬効が持続すると言われています。つまり勃起不全症治療薬の中で最も効果の持続性があるのはシアリスと言えます。しかし即効性の面ではバイアグラとレビトラはシアリスよりも優れているため、使用する方に合ったものを選択すべきです。
また勃起不全症治療薬の薄毛に対する効果に関してですが、実は勃起不全症治療薬の作用メカニズムは日本で最も有名な育毛剤のリアップの有効成分ミノキシジルと同じです。よって薄毛の改善効果が期待できます。しかしながらリアップは外用薬なのに対し、勃起不全症治療薬は全て内服薬です。内服薬となると全身の血管に作用してしまうため、低血圧など循環器系の働きに影響が出る可能性が高くなります。よって循環器系の持病がある方には薄毛治療に使用することはあまりおすすめできません。リアップは外用薬で影響が少ないので、リアップを使用するようにしましょう。

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